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うえおか康彦活動日誌

山口県議会議員上岡康彦の活動日誌

平成23年8月定例会2 

 次に、世界スカウトジャンボリーについてお尋ねをいたします。
 平成二十七年に開催される「第二十三回世界スカウトジャンボリー」について、その開催地をシンガポールと争い、世界スカウト機構所属の国や地域の方々からの支持を受け、本県のきらら浜に決定されたのは、平成二十年七月のことでありました。
 本年六月中旬、県内のボーイスカウトや一般参加の子供たちなど、約千人が集い「きらら浜ミニジャンボリー」で交流を深めたり、八月初旬には、県内のボーイスカウトなどに所属する六年生から高校生までの児童生徒と指導者合わせて約百六十人が、三泊四日の日程で、東日本大震災を教訓に、災害発生時に救助体制が整うまでの数日間を生き抜く力を習得することを目的として、野営活動を行うキャンポリーを日本ボーイスカウト山口県連盟が主催するなど、世界スカウトジャンボリーに向けて機運の醸成が図られております。
 私は、本県で大会が開催されることにより、ボーイスカウト活動の活性化ばかりではなく、多くの青少年たちに、人とのつき合い方や社会的なルールを身につけたり、あるいは自主性、責任感や連帯感等を育成したり、自然への畏敬の念を培うなど、多大ないい効果を与えることを期待しております。
 また、各国のスカウトとの出会いや活動を通して、感動や苦しみを分かち合うこと、国際交流を広められることは、これからの環境問題やエネルギー資源など地球規模の問題を解決するためには、国の枠を超えて協力し合い行動すべきという共通認識に立つ一つの方法であるととらえています。
 さらには、国内外からの来県者による経済効果を初め、山口県を国内外に広くPRする絶好の機会にもなりますことから、大会の開催を歓迎するものであります。
 世界スカウトジャンボリーは、主催者である世界スカウト機構やボーイスカウト日本連盟が中心となって準備を進めるべきものでありますが、本県は、開催地として、大会運営に当たっては支援し協力する役割を担っています。そのため、七月二十七日から八月七日にかけてスウェーデンで開かれた「第二十二回世界スカウトジャンボリー」には、県からも視察に行かれたと伺っております。
 しかし一方で、大会の意義や規模を考慮すれば、当然ながら国を挙げて取り組むべき一大イベントであります。ここ数年、スピード感に欠ける政府でありますが、世界スカウトジャンボリーの開催まであと四年、その前に開催される日本ジャンボリーの開催まではあと二年と迫る中で、国家的プロジェクトとして閣議決定もされ、ぜひにも、開催準備や基盤整備の支援が、一気に加速するようにと大いに期待して、去る八月二十六日、国に対しての要望活動を実施されたものと私は理解しております。
 そこでお尋ねいたしますが、この要望活動について、国の対応はいかがだったのでしょうか。また、スウェーデンでの視察を踏まえ、今後どのような取り組みをお考えか、お伺いいたします。
 最後に、デイジー教科書導入についてお伺いいたします。
 平成二十年九月に「障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律」、いわゆる教科書バリアフリー法が施行されました。
 この教科書バリアフリー法の施行を機に、平成二十一年九月より、財団法人日本障害者リハビリテーション協会が、ボランティア団体の協力を得て、通常の教科書と同様のテキストと画像を使用し、デジタル化対応することで、テキスト文字に音声をシンクロ(同期)させて読むことを可能にしたマルチメディアデイジー版教科書、いわゆるデイジー教科書の提供を始めました。
 先般、財団法人日本障害者リハビリテーション協会に視察に行ってまいりました。財団法人日本障害者リハビリテーション協会は、LD(学習障害)やディスレクシアと言われる障害のある子供たち、つまり発達障害やその他文字を認識することに困難のある児童生徒のための学習や読書の支援を目的に、マルチメディアデイジーの普及活動を行っている団体であります。
 そもそも、このマルチメディアデイジーの「デイジー」とは何かと言えば、デジタル・アクセシブル・インフォーメーション・システムの略で、日本語では「アクセシブルな情報システム」と訳されております。
 もともとは、視覚障害者のために録音テープにかわるものとして開発されてきた経緯がありますが、現在ではマルチメディアデイジーにすることにより、通常の印刷物で提供される図書や情報では、そのままの活字を読むことが困難な人々に利用されております。
 デイジーは、国際共同開発機構デイジーコンソーシアムにより開発と維持が行われている世界共通のアクセシブルな情報システムとして、現在、世界五十カ国で利用されております。
 言葉で説明するれば以上のような説明になりますが、恐らくは、なかなかイメージができないと思いましたので、資料を御用意いたしましたのでごらんください。資料、一と二ですね。
 知的にも、視覚や聴覚にも問題がないのに、実際には読み書きが困難というのは、資料一の左のページにあるようなイメージです。さらに、ディスレクシアは見え方の問題だけではなく、記号である文字を音として認識することが困難だったりいたしますが、そのイメージの説明が同じく資料一の右のページに説明があります。
 こうした障害のある方々の支援ツールとして利用されているデイジー図書を読んでいるイメージ図が資料の二枚目、資料の二であります。
 白黒でわかりにくいかもしれませんが、パソコンの画面の文書の下のほうにアンダーラインといいますか、ラインマーカーを引いたようなところがあると思いますけども、この読んでいる声を聞きながら、パソコンの画面では読んでいるフレーズがハイライトされております。カラオケで色がついているのと同じようなイメージです。
 現在、文部科学省において、デイジー教科書等の発達障害等の障害特性に応じた教材のあり方や、それらを活用した効果的な指導方法等について、実証的な調査研究が実施されているところでありますが、その調査研究段階であるにもかかわらず、保護者などから学習理解が向上したとの効果が表明されるなど、デイジー教科書の普及推進への期待が大変に高まっている状況であります。
 そこでお尋ねいたしますが、発達障害やディスレクシアといった障害のある子供たち一人一人のニーズに合った学習や読書方法の支援のために、県内の学校現場や図書館において、デイジー教科書やデイジー図書の導入を加速させるべきと考えますが、御所見をお伺いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)
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Posted on 2011/11/02 Wed. 16:08 [edit]

category: 2011年議会報告

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